chatgptを用いて一瞬でレポートを終わらせる方法。

今やchatgptは言わずと知れたツールであり、企業等でも様々な運用方法が検討されているようです。

これをレポートの作成に活用しようと考えている大学生の方々も少なくないでしょう。

そこで今回は、chatgptを活用して1年半で81単位を取得した私が、レポート作成における効果的なchatgptの活用方法についてご紹介していきます。

目次

始めに~chatgptの特性を知る~

まず、chatgptでレポートを作成するにあたり、chatgptの特性を頭に入れておきましょう。

chatgptはネット上から問われている内容に近いと思われる情報をかき集めてくれるツールであることから、良く言えば柔軟、悪く言えばいい加減です。

得意なこと

chatgptはネット上に情報が多い事柄については詳しく情報を与えてくれます。

したがって、一般的に知られていること、言ってみれば当たり前なことを文章にするのがとても得意です。

例えば、社会問題について質問してみましょう。

地球温暖化を防止するにはどうすればいいですか?

地球温暖化を防止するためには、以下のような方法が重要です:

1.グリーンエネルギーの利用促進: 再生可能エネルギー源(太陽光、風力、水力など)の利用を増やし、化石燃料に依存しないエネルギーインフラを整備することが必要です。

2.エネルギー効率の向上: エネルギーの効率的な使用を推進し、省エネルギー技術や設備の採用を奨励します。

………………………………………………………..(項目9まで続く)

これらの対策を総合的に実行することで、地球温暖化の影響を軽減し、持続可能な未来を築くのに役立ちます。個人、コミュニティ、国際的な協力が必要です。

このように、”地球温暖化”という割とポピュラーなテーマについてはかなり詳しく書いてくれました。

また、これはブルガリアに住んでいるオンライン英会話の先生が言っていたのですが、chatgptはプログラミングのコードを書くこともできるそうです。

便利なコードについてはネット上に情報がたくさんあるためと考えられます。

苦手なこと

chatgptは厳密な議論が苦手です。

これは、こちらの要望に合わせてそれっぽい情報を引っ張ってくるという特性から来ているのだと考えられます。

その最たる例が、数式を用いた議論です。

試しに、簡単な物理の問題を解かせてみてください。おそらく、でたらめな解答が返ってくることでしょう。

数式を使った問題に関しては、全く同じ問題がネット上にある可能性がほぼないため、似ている問題に関する情報をそのまま引用してきます。

しかし、ある問題とそれに似た問題とでは答えが全く異なるのが数式の特徴ですから、もちろん答えは間違っています。

chatgptに”大枠”を作らせる

chatgptの特徴をだいたい掴んだところで、早速レポートを書いていきましょう。

レポート課題が出たらまず最初にやることは、そのままchatgptに聞いてみることです。

以下は私が実際に書いたレポート課題の例です。

猿人の特徴を、類人猿的なもの、ヒト的なもの、そして猿人固有のもの、に分けてそれぞれに整理し進化的な意義を説明して下さい。

猿人(またはホモ・サピエンス以前の人類)は、人類の進化の初期段階で存在した、類人猿とヒトの中間的な特徴を持つ生物です。以下に、猿人の特徴を類人猿的なもの、ヒト的なもの、および猿人固有のものに分けて整理し、それぞれの進化的な意義について論述します。

類人猿的な特徴:~
ヒト的な特徴:~
猿人固有の特徴:~
進化的な意義:~

猿人の特徴と進化的な意義は、人類が生存競争において成功し、文化的な進歩を遂げるための基盤を築く上で重要な役割を果たしました。これらの特徴は、後のヒトの進化につながり、私たちが現代の知識や文明を発展させることができる基盤を提供しました。

このように大枠を示してくれます。

これはchatgptを使う大きな利点です。同じことをGoogleで調べたとしても、このように整理された形では情報を得ることができないでしょう。

とりあえず、ここで得られた回答をwordにコピペしておきましょう。

内容の吟味

次は、この構成に沿って内容を考えていきます。

このステップでは、

授業のスライドやノート

・chatgpt

・インターネットのサイト

・本

といった様々な情報源を使用しつつ、レポートを実際に書いていきます。

ここで、実際に採点するのは授業をされている先生なので、「授業のスライドやノート」がレポートにおける聖書であるということを肝に銘じてください。

そのうえで、先ほどコピペした大枠に沿って内容を肉付けしたりカットしたりしつつ、柔軟に文章としての体裁をとっていきます。

例えばこの課題では、授業スライドにある「体の大きさの性差」が先ほどのchatgptの回答に含まれていなかったため追加します。その場合、

体の大きさの性差はどう変化しましたか?

とchatgptに質問して、内容を深めることができます。(知りたい情報が具体的なのでインターネット等で調べてもよい)

他にも、先ほどの回答に関して私は以下のような質問をぶつけてみました。

二足歩行の必要性に関しては理解できました。しかし、類人猿も二足歩行自体はできたはずです。猿人が”直立”二足歩行を獲得した意義については何が挙げられますか?

食物の多様化により大きい犬歯が必要なくなったという点は理解できました。しかし、大きい犬歯によって繊維質なものを食べられなくなるとは考えられません。だとすると、犬歯の退化は、大きい犬歯を形成して不要なエネルギーを利用した個体が自然選択によって淘汰された結果だということでしょうか。

このようにchatgptが与えてくれた情報に関して質問を繰り返し、chatgptを話し相手だと思って内容をどんどん深めていきましょう。

また、chatgptが説得力のある説明をしてくれる場合もありますが、論理が通っていない場合もあり、ひどい場合は明らかな誤りを堂々と返してくることもあります。

このように、chatgptの回答に間違った情報が含まれていないか精査するのは私たちの役目です。

例えば、今回は「類人猿的な特徴」の欄で、「大きい犬歯」が挙げられていたのですが、授業スライドには猿人において既に犬歯は縮小しているという旨が書かれているので、ここを問いただしてみます。

猿人では犬歯は小型化したはずです。

申し訳ありません、誤った情報を提供しました。猿人(ホモ・サピエンス以前の人類)においては、実際には犬歯は小型化していました。猿人の犬歯は、類人猿に比べて相対的に小さくなりました。この変化は、猿人の食生活や顎の形態の変化に関連しています。

猿人の歯の形態は、徐々に変化していきました。犬歯の大型化は、食物の咬み砕きや防御に関与する類人猿の特徴でしたが、猿人はより多様な食物を摂取するようになり、犬歯の大型化は必要性が低下しました。代わりに、より繊維質の食物を食べるための歯の適応が進み、犬歯は小型化していったと考えられています。

このように、間違っていたことを認めて訂正してもらえました。

また、「猿人固有の特徴」において、「道具の使用」が挙げられていたのですが、道具はヒトも使用するので明らかに誤っています。このような部分は削っていきます。

コピペチェック

最後に、コピペチェックをします。

このステップは特に、インターネット上の情報を多く利用した際に必要です。

インターネット上には以下のようなコピペチェッカーというツールが存在し、大部分がコピペの場合はバレてしまいます

無料&無制限で使えるコピーコンテ...
無料&無制限で使えるコピーコンテンツチェックツール 無料&無制限で使えるコピペチェックツールです。表記ゆれなども検知することができます。

そこで、先回りして潰しておきましょう。

ここで特定のサイトとの一致率が高く出てしまった場合は、内容を変えなくても書き方を変えるだけで突破できることがほとんどですので、最後に必ずチェックして一致率が低い状態で提出するようにしましょう。

また、自分では形を変えたつもりでも、コピペチェッカーで調べると一致率が高くなってしまっている場合があるため、このステップは念のため必ず行ってください。

え、chatgptを使ったことはバレないの?

この使い方ならバレても文句ないやろ。もしchatgpt厳禁とかいう先生がいても、情報の吟味とか授業内容との擦り合わせさえしっかりすればバレることはないで。

まとめ

手順を簡単にまとめると

1.chatgptに出された課題をそっくりそのまま聞く。
2.情報を吟味しながら文章にする。
3.コピペチェックをする。

です。

この手順でchatgptを高速情報収集ツールとして利用することで、課題を効率的に終わらせることができます。

今はAIの時代ですから、活用できるものは徹底的に活用していきましょう。

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この記事を書いた人

東京大学理科二類
偏差値65の高校から東大に現役合格
選択科目は化学・生物・地理
通っていた予備校は東進ハイスクール・東進東大特進コース
主に大学受験関連の情報を発信中

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