今の時代では計算なんてコンピュータにやらせればよいため、そこまで重要なスキルとは言えないでしょう。
しかし、受験数学では計算ミスをするとかなりの点数を落としてしまいます。
本記事では、数学において計算ミスを減らすための方法を3つご紹介します。
計算ミスは怖すぎる!
だいたいの答えを予想しておく
数学の問題では大体の答えが予想できることも多いです。
例えば、東大などで頻出の通過領域を図示する問題では実際に図形が動くところをイメージすることで何となくどのような形になるのか分かります。
また、積分して面積を求める問題でも、三角形や四角形などの面積を利用したりして求める面積を不等式で評価することで、ある程度答えの範囲は狭まります。
したがって、自分の計算能力を過信して式だけを追いかけるのではなく、素直にイメージしてみてそれとかけ離れていないかチェックすることで計算ミスを防ぐことができます。
途中式を飛ばさない
計算を進めていくと、()や-などの記号が混在してくると思います。
その際に、途中式を飛ばしていきなり答えを導こうとすると大体失敗するため、結局一つずつ着実に計算を進めていった方が早いです。
したがって、計算する際はできるだけ細かく途中式を書いて一歩ずつ計算を進める癖をつけておくとよいでしょう。
見直しをする
最後に、見直しをすることも非常に重要です。
よほど計算が得意でなければ、複雑な計算を一発で正解することはできないと思ってください。
大学受験では取れる問題を確実に取ることが最も重要になります。
確かに、共通テストのように簡単な問題を制限時間でできるだけ解くタイプの問題では見直しをしている余裕はないかもしれません。
しかし、難しめの問題が並ぶ国立二次試験などでは、時間配分を決めて制限時間のラスト何分かは必ず見直しに充てるべきです。
私も東大入試本番の数学で最後の見直しで計算ミスを見つけ、訂正することができました。しっかり見直しをしていなければ受かっていなかったと思うと、今でもハラハラします。
皆さんには見直しをしなかったせいで不合格になってほしくはないので、難しい数学の問題を解く試験では必ず見直しの時間をとるようにしてください。
まとめ
数学において計算ミスを防ぐためには、
・事前に答えをある程度予想して、実際に出た答えと比較する
・途中式を丁寧に書く
・見直しをする
といったことが有効です。
計算は数学において本質的ではないですが、受験では本当に命取りになりえます。
純粋な実力不足ならまだしも、計算ミスのせいで落ちたら悔やんでも悔やみきれないので、上に書いた3点を意識して解ける問題だけは答えをバシッと合わせるようにしましょう。
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