勉強する際にノートをとっているという方、多いのではないでしょうか。
たしかに、授業で使われるテキストに説明がほとんどなく問題だけが書かれている場合などはいたしかたないでしょう。
しかし、今の時代では、参考書には分かりやすく情報がまとめられていますし、講義をする先生もプリントなどの資料を配ってから授業をする人が多いでしょう。
このように既に情報がまとめられた資料がある場合には、私の意見では勉強にノートはいらないと思います。
私は高校生になってから勉強するときにノートをとったことがほとんどありません。
本記事では私がそのように考える理由と、ノートをとる代わりにするべきことについて解説していこうと思います。
ノートをとれ!ノーとは言わせんぞ!
…
ノートをとらなくてよい理由
時間がかかる
ノートにいちから全情報をまとめる作業はとても時間がかかります。
その時間を短縮するために資料があるのですから、既存の資料を有効活用しましょう。
自分でいちからノートに書いた方が頭に入るんじゃないの?
ほんとにそう実感してるならノートを書いてもええんやで。
基本的に、知識というのは反復しないと身につきません。ですが、逆に言えば、反復するだけで身につくとも言えます。
ノートにまとめることで少ない反復回数で覚えられる方はそれでも良いですが、そう実感していない人は、繰り返し見るだけで十分です。
特に、
・綺麗なノートをつくることにこだわる
・参考書に書いてある内容を写して勉強した気になる
といった心当たりがある人は多くの時間を浪費してしまっているので、一度ノートの使用をやめることをおすすめします。
また、たまに計算式をとても丁寧にノートに書いている人を見かけるのですが、何の意味があるのか正直疑問でなりません。計算過程を全部見返す必要があるのでしょうか。これも、時間が無駄にかかっている例です。
情報が分散される
ノートにその分野の全部の情報を書くのは時間のロスになると説明しました。
ですが、ノートに一部の情報だけをまとめると、今度は情報の場所が分散されてしまう恐れがあります。
同じ分野を勉強するのに、別の媒体をいちいち参照するのは非常に面倒です。
例えば、問題と解答は参考書を見るのに、注意するべき点や以前間違えた点はノートを見なければならないということになると、とても不便ですよね。
何かの問題を解く際には必ずノートの対応ページを開いておかなければ、ノートに書かれた重要な情報が反復されず、頭に入らないことになります。
ノートを作らない効率的な勉強法
計算やメモは殴り書きでok
まず、きれいに計算式をノートに書きならべる作業をしている人がいるなら、速攻でやめてください。計算式は丸ごと覚えるものではありません。
もし解いた問題が合っていたのであれば、覚えていなくても解けるということですし、間違っていたとしても、その間違えた部分にだけ注目すれば良いはずです。
勉強で頭に入れるべきこととは、問題を解く過程でミスった部分をミスらないようにするための情報です。これは自分で解いていく中で発見できるきわめて重要な情報といえます。
計算過程などはそのへんの裏紙にでも殴り書きにして、ミスった部分をどうすればミスらなかったのかという最も重要な情報のみを記録するようにしてください。
大切なことは参考書に直接書き込む
上で挙げた「ミスった原因」を含め、重要な情報はノートではなく、参考書や問題集に直接記録します。
そうすることで、情報の一括管理ができ、次にその問題を解いた時にその情報にもう一度触れることになります。これが記憶を手助けすることは言うまでもありません。
また、参考書の中にも、必要な情報ともう分かっている情報が混ざっているはずですから、重要性の強弱を記録しておきます。つまり、大事な部分には線を引きながら読むということです。
このように、参考書はどんどん汚しながら勉強していくことで、自分にとって最高の情報倉庫となり、それだけを何度も反復することで成績はぐんぐん伸びていくでしょう。
まとめ
情報をノートにまとめる作業は非常に無駄が多くなってしまいます。
勉強する際にノートを使う癖がついているという方は、これを機にノートを使わない勉強を試してみてください。
それでやはりノートを使った方がよいと思ったら、また元のやり方に戻せばよいと思います。
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