東進は高いから親に申し訳ない?元東進生が費用を抑えるコツを伝授。

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東進は駿台や河合塾などと並んで受験業界では知らない人はいない予備校ですが、何も考えずに利用するとなんせ料金が高いです。

私も料金のことを考えて最初は利用を躊躇して参考書だけで勉強をしていました。

しかし、実際に利用してみると参考書では得られない情報が満載で、結果的には東進のおかげで東大に合格で来たと言っても過言ではありません。

そこで本記事では、料金のせいで東進の利用をためらっている方に向けて、東進を費用を抑えて利用する方法についてご紹介します。

無駄なお金は使わない!

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東進とはどんな予備校?

まず、東進とはどのような予備校なのかについて軽く説明します。

東進は大きく東進ハイスクールと東進東大特進コースに分かれています。(東進衛星予備校もありますが、東進ハイスクールのフランチャイズバージョンなので、ほぼ東進ハイスクールと同じだと思ってください。)

それぞれ簡単に説明すると以下のような感じです。

東進ハイスクール:映像授業の予備校。校舎が様々な場所に設置されており、自習室として利用できる。勉強計画などの指導が手厚い。

東進東大特進コース:対面授業と映像授業を各授業で選べる。建前上は東大志望を前提としているが、他の大学を受ける人もいる。模試の判定によって特待生となれば格安で授業を受けられる。

これらの違いについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にどうぞ。

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東進ハイスクールで学ぶのに必要な費用

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それでは、本題の費用についてまとめていきましょう。

まず、東進ハイスクールに入学するときに必ず払わされる避けられない費用が、「入学金」、「担任指導費」、「模試費用の3種類になります。

そのうえで、新しい授業を取るたびに「受講料」がかかります。

これら4種類について順にみていきましょう。

入学金

入学金は33000円です。学年が変わる際もしっかり継続手続きをすればもう一度払う必要はありません。

担任指導費

東進ハイスクールではすべての生徒に担任となるチューター(バイトの大学生)が付き、勉強計画のサポートや模試後の面談などをしてくれます。

また、他の受験生やチューターと一緒にミーティングをする「グループミーティング」なるイベントが周1で開催されたりもします。

これらの担任による指導を受けるために必要となる費用が「担任指導費」です。年度が替わるごとに払う必要があります。

正直、とってもいらないサービスなのですが、東進を利用するには必須で払わなければならないので、授業料の一部だと思って我慢しましょう。

料金は学年と一年の中で取る講座数によって異なり、

高1,高23講座以下:33,000円  4講座以上:44,000円
高33講座以下:33,000円  4講座以上:77,000円

となります。

ただし、東進入ったら講座の質に感動してなんだかんだ4講座以上は取ると思うので、高1高2は44000円、高3は77000円を覚悟しておいた方が良いかもしれませんね。

模試費用

模試費用も各学年で一年分まとめて払わされます。

学校の模試などとの兼ね合いもあって全部を受けるわけではないと思うので、支払うのは受ける分だけにしてほしいものですが、これがビジネスというものなのでしょう。

模試費用は学年によって以下のようになります。

高112,650円
高214,850円
高329,700円

これも我慢して払うしかないです。

受講料

上記三種類の必須料金に、取った講座の費用が上乗せされていきます。

主な講座の値段に関しては、直近の値上げなどなければおおむね以下のようになります。

通期講座(90分×20コマ)77,000円
講習講座(90分×10コマ)38,500円
講習講座 (90分×5コマ)19,250円
過去問演習講座(国公立)104,500円
過去問演習講座(私立)92,400円

東進の講座は主に通期講座と講習講座に分かれており、講習講座のほうが短く設定されている分値段も安いです。

基本は通期講座をいくつか取っていくことになります。

また、過去問演習講座はこれらとは別の講座で、自分の志望校の過去問の授業動画に加えて添削・採点までしてもらえます。

自分の第一志望校の二次試験のものはとっても良いと思います。

ちなみに共通テストの過去問演習講座(77,000円)もありますが、共通テストなんて市販の参考書や過去問で十分対策できるので買う必要はないと思います。

そのほかに、「単元ジャンル別演習」や「高速基礎マスター」などのサービスをスタッフが勧めてくるかもしれませんが、基本的には料金表に示した「通期講座」「講習講座」「過去問演習講座(二次試験)」以外のものは買わなくて大丈夫なので断りましょう。

東進東大特進コースで学ぶのに必要な費用

東進東大特進コースで学ぶのに必要な費用は東進ハイスクールよりも簡単です。

なんと「入学金」と「受講料」のみです。

入学金

入学金は東進ハイスクールと同じで33000円です。

ただし、既に東進ハイスクールに所属している場合は無料になります。

逆に、東大特進生が東進ハイスクールに入るのに入学金が無料になるという情報は見当たらなかったので、おそらく普通に33000円がかかると思われます。

受講料

東進東大特進コースでとれる講座は東進ハイスクールでとれるもののうちハイレベルなものと、東大対策のための特別講座です。

・前者は東進ハイスクールと同じ価格

・後者は料金、コマ数共に幅あり(例えば6コマの授業だと20000~30000円程度)

となっています。

ただし、後者に関してのみ特待制度があります。

東進の共通テスト本番レベル模試、東大本番レベル模試でD判定以上か、他予備校の東大模試(オープンや実践など)でC判定以上を取ると、判定に応じた科目数の特待が受けられます。

科目数なので、例えば1科目分の特待を持っている人が数学の授業を受けたい場合は、数学の授業であれば何講座でも特待生価格で受けられることになります。

この特待生価格がすばらしく、2~3万円の講座がだいたい1500円ほどまで下がります。

東進の費用を抑えるためには

以上を踏まえて、費用をできるだけ抑えつつ東進の授業を受けるための方法を考えていきましょう。

まず、東進のビジネスは、

①スタッフに言われた通りに何も考えずいらない授業を取るような東進ハイスクール生がたくさんお金を使う

②そのお金を使って東大特進生が格安で授業を受ける

③東大特進生が合格実績を稼ぐ

④次の年、多くの生徒が東進ハイスクールに入学し、以下①に戻る

というような構図になっているように見えます。(外部から見てそう見えるというだけで本当のところは分かりませんが。)

つまり、搾取される側にならないためには

・「スタッフに言われた通りに何も考えずいらない授業を取るような東進ハイスクール生」にならない。

・利用できるなら東大特進を利用する

といった戦略が有効でしょう。

これら2つの戦略について順番に解説していきます。

余計なサービスに手を出さない

東進ハイスクールに入ると、各校舎のスタッフとの面談の中でとる講座を決めることになります。

ここで重要なのが、スタッフの意見はあくまで参考程度にきいておくということです。

東進に実際に入学すればわかるのですが、スタッフはとにかく多くの講座を取るように勧めてくることが多いです。

したがって、スタッフの言う通りにすべての講座を取れば、不必要な講座を受けることになる上に費用はとんでもないことになってしまうのです。

例えば、東進には英単語などの知識を身につける「高速基礎マスター」という講座があるのですが、私が通っていた校舎ではこれを取るのが当たり前かのように勧められたような覚えがあります。

このような基礎的な内容を扱った講座に関しては市販の参考書やスタディーサプリなどで十分代用が効くので、費用を抑えたい方はくれぐれも取らないようにして下さい。

また、先ほどもお伝えしたように、共通テスト対策の過去問演習講座なども基本的にはいらないと思います。

おそらく、東進のスタッフはノルマ達成のために講座を取らせようとしているのではないかと個人的に推察しています。

それではどうすれば良いのかというと、入学する前に情報を集めて取る講座を決めておいてください

私も林修の講座を取ると決めて入ったので、入学時はそれ以外の講座に関してはスタッフの意見を無視して取りませんでした。

また、数学の授業を取る際もスタッフの意見で決めたのではなく、あくまで自分の勉強の進捗と相談して取ることにしただけです。

自分の取りたい講座を選択して購入するという性質上、吟味して講座を取ればそれほど驚くような値段にはならないはずです。

自分が授業を受けてみたいと思う先生や、受けてみたい授業だけを買うようにすれば、投資としてはとても優秀な投資であると考えます。

以下の記事では私が取っていたおすすめの講座について紹介しているので、情報の一つとして参考にどうぞ。

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成績がある程度伸びたら東進東大特進コースを利用する

上で述べたように、東大特進コースでは東大模試や共通テスト模試の東大の判定に応じて特待制度が利用できます

東進ハイスクールは校舎数が多いため、家の近くの校舎を選ぶと自習室として使えるというメリットがあるのですが、追加の講座を取るなら圧倒的に東大特進コースの方がコスパが良くなります

私も途中からは東進ハイスクールではなく東大特進コースの授業を取りまくっていました。

なお、東大特進の資料には入学条件などいろいろ書いてありますが、正直に言うとあまり気にしなくて大丈夫です。

例えば私は入学条件の一つである「二次試験の再現答案の提出」はしていませんが、何も言われませんでした。

東大特進限定の講座は東大志望にとってとても有益なので、特に東大志望の方は東大特進の方も検討してみてください。

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まとめ

東進では、講座を一つづつ購入するという方式が採用されているため、講座をとればとるほど費用がかさんでいくことになります。

そこで、

・とる講座は事前に決めておき、無駄な講座をとらない

・成績が上がってきたら東大特進コースの利用も検討する

といった戦略をとることで、大幅に費用を削減することができるでしょう。

東進は講座の質は本当に素晴らしいものが多いので、ぜひ情報を集め、自分の気になる講座だけでも受講してみることをおすすめします。

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東進ハイスクール・東進衛星予備校

東進東大特進コース

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この記事を書いた人

東京大学理科二類
偏差値65の高校から東大に現役合格
選択科目は化学・生物・地理
通っていた予備校は東進ハイスクール・東進東大特進コース
主に大学受験関連の情報を発信中

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