勉強垢は意味ない?東大生がその是非を解説。

勉強をしている方の中には、SNSの勉強垢でその日にやった勉強の内容や使っている勉強道具などを発信している方も多いと思います。

一方、勉強垢は意味がないと主張している人も多いです。

果たして勉強垢は勉強において効果的なのでしょうか。

私の意見では、勉強垢の運営は人によってはメリットになりうると思いますが、使い方が難しいと思います。私が受験生の時も勉強垢というのは作っていませんでした。

本記事では勉強垢のメリットとデメリットを挙げ、勉強垢はどんな人に向いているのか考察していこうと思います。

「今日は舌トレ」っと。ベロを出した写真もあげておこう。投稿!

きたないな。。。

目次

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勉強垢を運営するメリット

目標を発信することで達成できる確率が上がる

目標を大勢の人に向けて発信することにより、その目標を達成できる確率は上がります。

なぜなら、人には一貫性を保とうとする心理が備わっているからです。これは心理学では非常に有名な性質で、一度ある行動をすると脳が勝手にそれに一貫した行動をとろうとするのです。

情報が複雑に絡み合った世の中で、一度判断した事柄をもう一度判断するという行為は非常に無駄が多くなってしまいます。一度自分の中で判断したら、あとはその決定に従うことでこの無駄をそぎ落とすことができるため、一貫性の性質は非常に効率的な脳の機能といえるでしょう。

また、世間一般でも一貫性を持つことは良いこととされています。一度決めたことをころころと変える人は信用されません。このようなことを避けるために脳に一貫性の機能が備わっているとも考えられます。

このように考えると、一般に向けて意志を発信すること(パブリックコミットメント)は非常に効果が高いと考えられるのです。

したがって、SNSを通して自分の目標ややるべきことを宣言することで、自分の中で「一貫性を保たなければならない」という気持ちが無意識に起こり、結果的に達成しやすくなると考えられます。

このように、心理効果を知っていると他人だけでなく自分の行動もコントロールしやすくなってきます。心理学に興味がわいた方は、ぜひ以下の本を読んでみてください。とてもわかりやすいです。

勉強仲間とつながれる

同じ分野を勉強している仲間とつながることもできます。

同じ分野の勉強をしているということは、それだけ必要な情報も近くなり、情報共有がとても有効になります。

あなたが知っている情報は相手の役に立つ可能性が高いし、相手が知っている情報があなたの役に立つこともあるのです。

私は受験生時代にSNSを全く運用していなかったのですが、ある授業について評判が気になった際に聞く相手がおらず、当時Twitter(今のX)をよく使っていた友人に情報収集を頼んだことがあります。

このようなときに聞ける相手がいるというのはとても有益なことでしょう。

また、つながりがあることで競争意識が生まれる可能性もあります。

例えば、ネットでつながっている人が模試で良い成績をとっていたら「自分も負けていられない」と感じる人も多いでしょう。

このように、勉強において互いによい刺激を与えあうことができるのです。

気分転換になる

情報発信自体が勉強の気分転換にもなると思います。

自分の好きな文房具などの写真を撮ってSNSにアップし、いいねをもらえればとてもうれしいでしょう。

勉強が嫌いな方がこのように勉強垢でモチベーションを維持して勉強を続けられるなら、そのような方にとって勉強垢は効果的です。

時間を使いすぎなければ気分転換としての利用価値はあると思います。

勉強垢を運営するデメリット

勉強に関係ないところにこだわってしまう

SNSで勉強垢を運用している人の中には、勉強に関係ないところにこだわってしまう人もいるようです。

・きれいにノートをまとめる

・文房具や机などの道具にこだわる

・写真撮影に多くの時間を使う

こういったことは勉強の効率化とはあまり関係がなく、度が過ぎればむしろ時間を奪われてしまいます。

例えばSNSの収益化を最優先に考えるのなら効果的だと思います。おしゃれな投稿には相当数の人が集まるため、その人たちに商品の広告をすれば収益化は難しくないでしょう。

しかし、ほとんどの人は勉強がメインになってくると思います。特に受験生などは時間がなく、他の事に力を注いでいる暇はないはずです。

勉強を中心に考えるのなら、SNS投稿への過度なこだわりは相当な時間のロスになっていることを認識するべきでしょう。

交流に時間を使いすぎてしまう

SNSで人とつながることのメリットは先に述べました。

しかしながら、勉強を第一に考えるのならその際の交流は最小限にとどめるべきです。

せっかく同じ目標に向けて勉強している人とつながることができたのに、関係のない話をしていてはお互いに悪影響を及ぼしてしまいます。

あくまで勉強に関する情報を与え合う「ビジネスライク」ならぬ「スタディーライク」な関係を目指していくことが、効率的なSNS運用の方法です。

勉強垢はどんな人に向いている?

以上のようなメリット・デメリットを考えると、勉強垢が向いている人は以下のような人だと思います。

・勉強を第一に考えられる人

・SNSと適度な距離を保って運営できる人

・人とのつながりを最小限に抑えられる人

特に、私は最後の項目が達成困難だと考えています。なぜなら、あなたが情報収集だけの関係を望んだとしても、相手がどう思っているかは分からないからです。

例えば、仮に相手があなたと友達になりたいと考えていた場合、頻繁に連絡が来るかもしれません。この連絡を無視したり、場合によってはブロックして関係を断ち切るといったことをできる人でないと、多くの時間が奪われることは目に見えています。

このような人間関係の煩雑さがあるので、私はSNS運用をしませんでした。

皆さんは、上に書いたようなある意味ドライな人間関係を構築できますか?それによって勉強垢を使うかどうかを判断されるとよいでしょう。

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この記事を書いた人

東京大学理科二類
偏差値65の高校から東大に現役合格
選択科目は化学・生物・地理
通っていた予備校は東進ハイスクール・東進東大特進コース
主に大学受験関連の情報を発信中

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