受験期は一生の中で最も切迫した状況で勉強をする期間だと考えられ、言うまでもなく辛いと感じることもあるでしょう。
したがって、受験勉強の中で大学受験をやめたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
私は、このような方が無理にでも試験勉強を続けなければならないとは考えていません。あなたの人生なのですから、あなたが良いと思った選択をするべきです。
本記事では、大学受験をやめるべきかをどのように判断すれば良いかを、2つの視点からお伝えします。
この記事を読んでいる方は勉強に疲れ果てている方が多いと思うので、ぜひ休憩がてらリラックスして読んでみてください。
Love the life you live. Live the life you love.
Bob Marleyの残した有名な言葉やで。
判断方法の概要
「大学受験が辛い」という事実はほとんどの人に当てはまると思います。実際私もつらい時期がありました。
しかし、「辛い=やめる」ではないはずです。現にあなたも私もつらいことをたくさん経験しながらここまで生き延びています。
では何かをやめるのはどういうときかというと、「それによって得られるメリットが辛さを上回るとき」でしょう。
したがって、大学受験をやめるかを判断するには、大学受験によって得られるメリットを認識しないと始まらないのです。まずはメリットと自分が感じている辛さとを天秤にかけ、メリットが辛さに見合っているのかを考えてみてください。
また、大学受験をしない場合の他の選択肢で得られるメリットとの比較も同時にする必要があります。なぜなら、大学受験以下の苦痛で大学受験以上のメリットが得られるのなら、もはや大学受験をしている意味はないからです。
日本からアメリカまでボートで行く人はいません。飛行機で行きます。自分にとって最適と思われる選択をすることが、最終的に幸せにつながるのです。
以上より、本記事では
・大学受験のメリット
・大学受験をしない場合の選択肢
この二つの情報を皆さんに提供していきます。
大学受験のメリットを認識しよう
大学受験を本当にやめるべきかを判断するには、まず大学受験をすることによって得られるメリットを考え、それと自分の感じている辛さを天秤にかける必要があるでしょう。
就職の幅が広がる
大学を卒業することで、大卒以上の人材に限定して採用している企業に応募することができます。
大学卒業という資格にはそれなりの価値があるということです。
皆さんが例えば大企業総合職や、研究職、医師、弁護士などの職種につきたいなら、少なくとも大学は卒業していないと厳しいでしょう。
何かは仕事をしなければならないわけですから、自分が将来やってもいいなと思える職種につけるようにキャリアを形成しなければ後悔することになると思います。
また、大学に行ければどこでもよいのかというとそういうわけではなく、やはり偏差値のできるだけ高い大学の方が就職は有利です。
大卒であれば応募できる会社であっても、無名な大学をただ卒業しただけでは書類審査で落とされる可能性が高く、大企業ほどその可能性は高くなります。
高学歴であることの利点は以下の記事で述べている通りです。

専門的な学問が学べる
大学でしか学べない専門的なことが学べるというのも一つの利点です。
特に、研究に興味があるなら、研究室で実験ができる環境は大学以外にはほとんどないでしょう。
研究を行うためには膨大な設備や材料が必要であり、個人で準備できる量ではありません。
また、実験の手順や注意点などについても、大学ではその分野に精通した先生や先輩から教えてもらえます。
このような専門的な分野での経験を得たいのなら、なんとしても大学に行かなければならないのです。
社会に出る前に休憩期間を得られる
大学在学期間ほど自由に好きなことができる期間はあまりないかもしれません。
ほとんどの大学は授業がそこまで詰まっていないし、春休みも夏休みも長いです。
遊ぶもよし、勉強するもよし、ビジネスを始めるもよし。自分の好きなように時間を使える貴重な期間です。
私もこれほど暇な時間が続かなければ留学に向けて英語の勉強をしようとも、ブログや筋トレをはじめようとも思わなかったかもしれません。
自分がやってみたいことなどはまだ決まっておらず、手探りでいろいろやってみるための時間が欲しいという方こそ、大学に進学する意味があると思います。
大学受験の他の選択肢を考えよう
高校卒業後の進路は必ずしも大学進学ではありません。大学受験が辛いなら、他の選択肢も視野に入れてみましょう。
専門学校に行く
専門学校でしか学べないこともあります。
・医療系(看護や保育など)
・美容系(美容師やアパレルなど)
・サービス系(ホテルや航空など)
など、幅広い専門学校があるのでぜひ調べてみてください。
その専門における就職には有利ですし、その道を極めれば高収入が望める美容師などの職種もあります。
私のいとこはメイクが好きで美容系の専門学校に進学しましたが、この春からデパートのコスメ売り場で働くそうです。音楽系の専門学校で毎日歌を練習している友達もいます。
自分の好きな分野を磨いていけるのは素晴らしいことだと思います。
入学自体は簡単なことが多いので、大学で学ぶことよりも興味のある分野が専門学校で学べるならば、大学を受ける意味はもはやないでしょう。
就職する
高卒で就職するという道もあります。
あるもんじゃ屋で単発バイトをしたことがあるのですが、高卒で社員として働いている店員さんがいて、とても真剣に働いていました。
飲食業界は体力的にかなりきついですが、お客さんの近くで働いて直接交流できるため、やりがいは感じやすいと思います。
机に向かって勉強しなくとも、このように人の役に立てる仕事はたくさんあるわけです。
高卒でもなれる職業の中に自分がやりたいものがあるなら、高校卒業後それを試してみるのも一つの手です。
もしあとでやっぱり大学に行きたいと思ったら、その時に勉強しなおせばよいでしょう。
しばらくの間どこにも所属しないで休む
最後の手段として、しばらくニートになるという方法があります。
長引くと社会復帰が難しくなっていくのでできるだけ避けたい方法です。
しかし、本当に何もやりたくなく、今は社会にいるだけで苦痛すぎて死んでしまいそうという場合は例外です。
休憩が必要ならば、無理せず素直に休憩するべきでしょう。あとで何とかすればよいのです。
ただ、この選択肢を選んだら、できるだけ早く「やってもいいなと思えること」を見つけることが必要です。それに向けて少しずつでも進めるようにしましょう。
まとめ
大学受験をやめたいと感じた際に本当にやめるべきかどうかを決めるには、大学に行くことのメリットを正しく認識し、それを他の選択肢と比べることが重要です。
その上で、もし辛さを乗り越えて大学受験を頑張ると決めたら、あとはやる気を保って最後までやり通すだけです。
やる気が出ないということで悩んでいるのであれば、以下の記事を参考にどうぞ。

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