入試直前期は何をすればいいのか迷ってしまう方も多いと思います。
これまでどれだけ対策をしてきたとしても、入試直前期の過ごし方を間違えてしまうと今までの努力も水の泡になりかねません。
そこで、今回は、入試直前期に気をつけるべきことをご紹介したいと思います。
ラストスパート!
生活面
まずは、生活習慣を見直しましょう。
なぜなら、入試では健康な状態で臨むということが最も重要だからです。
睡眠リズムを整える
入試は朝早くに行われることが多いので、遅起きが習慣化していると本番で致命的です。
夜型の方も、こればかりは仕方ないので、入試までの間だけは早寝早起きの習慣を身に着けておきましょう。
睡眠の時間だけでなく、睡眠の質も重視しなければなりません。
具体的には、
・睡眠の4時間前以降はカフェインを摂取しない
・夜ごはんは腹8分目にする
・練る前にストレッチを行う
といった対策ができます。
また、朝起きたら日光を浴びるようにすると、ホルモンの影響で夜寝つきやすくなるのでおすすめです。
栄養をしっかり摂る
栄養も大切です。
食事はできるだけ栄養バランスを考えて食べましょう。
また、サプリメントなどで栄養を補給することも効果的です。
参考までに、
・ビタミンC
・ビタミンD
・亜鉛
といった栄養素は風邪予防に効果的であると言われているので、飲む習慣をつけておくと安心です。
学習面
暗記事項を見直す
次は、学習面についてです。
暗記系の学習は直前期にやったものの効果が表れやすいです。
例えば、試験一日前に英文を読むスピードを格段に速くすることは困難ですが、化学の用語を一つ頭に叩き込めば、試験の日にも覚えている可能性が高いですから、点数の期待値が確実に上がります。
また、暗記物は直前に見ていたものがなぜか試験で出題されることが多いです。これは模試でも本番でも経験しているので間違いないと思います。
試験監督の人に「参考書等をカバンにしまって下さい」と言われるまで信じて確認し続けましょう。
演習のメンテナンスをする
直前期は暗記物が良いとはいえ、演習をおろそかにするのはおすすめできません。
久しぶりに演習を行うと感覚が鈍って、英文を読むスピードが落ちたり、数学の問題が解けなくなっていたりするものです。これは全科目について言えます。
実力が落ちないように、過去問や本番形式の問題を使って演習をしておきましょう。
これは実力を上げるというより、試験で今の実力が発揮できるようにする意識で行います。
攻めの暗記物、守りの演習です。
試験前日にやること
試験前日は上に書いたことに加えていくつかやることがあります。
考えられることをまとめておくので参考にしてください。
持ち物の確認
試験当日に忘れ物をするとめんどくさいので、前日に必ずチェックしておきましょう。
特に、
・受験票
・筆記用具
・財布
はバッグの中に確実に入れておきましょう。
試験会場の確認
試験会場の確認を欠かすと大変なことになります。
私は早稲田大学の受験当日に、なんとなく人の流れについていったらそこが文系の試験場で、理系の試験場まで走っていった経験があります。
たまたま早く家を出ていたから間に合ったものの、もう少し遅れていたら数学の試験を受けられなかったことでしょう。
この記事を読んでくださっている方には同じ目にあってほしくありません。
人の流れについていけば何とかなるという甘い考えは捨てて、駅から試験場までどうすればたどり着けるのかを必ず確認しておいてください。
早く寝る
睡眠については上でも述べているのですが、試験前日は特に早く寝ましょう。
受験で合否にかかわることといえば
・何を勉強してきたか
・当日のコンディション
の2つしかありません。
せっかく万全の準備をしていても、寝不足で頭が働けなければ合格は遠のいてしまいます。
そのような状況を防ぐため、試験前日は早く寝るようにしましょう。
また、一つ上で述べた私の経験にもつながるのですが、試験当日は早く起きて家を出ると、思わぬアクシデントに対応することができます。
次の日に早く起きるためにも早く寝ておく必要があるのです。
おなかに優しいものを食べる
試験前日の夜は、まちがっても、縁起がをかついでトンカツなど食べないようにしてください。
眠りが浅くなって次の日に響くからです。
揚げ物ではなく、焼きものや煮物などの普通のごはんを食べておきましょう。
揚げ物は試験が終わってからご褒美にでもどうぞ。
試験のマインドセット
最後に試験を受けるマインドセットを整えておきましょう。
試験はやってきたことが出るだけ。心配や緊張は無意味。
この心構えでいれば、無駄に緊張することはないでしょう。
試験結果は試験開始までにやってきたことでもう決まっているのですから。
まとめ
いかがだったでしょうか。
直前期になると何をやっても無意味かのように思えてくるものです。
確かに、これから格段に実力を向上させることは不可能に近いでしょう。
しかし、上で述べた通り自分がやってきたことを形にし、集大成としてまとめることはできるはずです。
自分の実力不足で試験に落ちたとしても、気持ちを切り替えることは難しくありません。
一方、直前期にこれらを怠り、実力を発揮できずに試験に落ちてしまうと、一生の後悔が残ります。
これを防ぐためにも、自分のできる最大限の準備をして入試に臨みましょう。
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