東大に向けた英語参考書ルートを東大生が解説!

英語は比較的安定しやすい科目なので、英語を得意にすると受験において大きな武器になります。

私は現役時代数学が苦手で英語に頼っており、東大模試では最高で91点を取ったことがあります。

そこで、今回は東大に向けた英語の参考書ルートをお伝えしようと思います。

【この記事はこんな方におすすめ】

・東大英語の対策に使える参考書を知りたい方

・どのような順番で英語を勉強すればよいか分からないという方

海外の焼肉屋で食べられるのが夢なんだ。面接練習に付き合ってよ。
I’m Gyutan from Japan. Japanese beef is famous for its good taste. Nice to meat you.

You have a good sense of humor. What do you think is your good point?

Uma?! I’m not uma but ushi. As you say, I am proud of my tongue. My tongue is good in both humor and taste.

I see. I agree that you have a good tongue but you probably don’t have a good ear, important part at my shop.

じゃあもうイイヤー

目次

単語を覚える

まず、単語が分からなければなにもできません。

単語は多く知っているに越したことはありませんが、受験生は時間がないので、何か一冊単語帳を完璧にすることを目標にしましょう。

また、単語は覚えてもしばらくすると忘れます。したがって、これから紹介していく学習と並行して、単語の学習は入試本番までずっと続けてください

私が使っていたおすすめ単語帳は、以下の記事で紹介している、「東大英単語熟語鉄壁」です。

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この英単語帳は英単語を表すイラストが単語の横に描いてあったりテーマ別に単語が載っていたりと、英単語を覚えやすいように工夫された単語帳です。

掲載単語のレベルもちょうどよく、多くの東大受験生が使っているので、ぜひチェックしてみたください。

加えて、英単語の覚え方については以下の記事を参考にどうぞ。

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文法を固める

単語と並んで重要なのが、文法です。

ここまでをどれだけ早い時期にやれるかというのはとても重要です。

英文法の導入

参考書ルートの紹介なのに申し訳ないのですが、私は中学生の頃に文法を高校範囲まで塾で教わっていたため文法書はあまり読んだことがありません。

ただ、個人的には文法は授業で習った方が概観がつかみやすいと思います。

私と同じように授業で文法の基礎を固めるなら、スタディーサプリの関先生の英文法の授業を受けるとよいでしょう。

とても評判がよく、テレビでも紹介された授業です。

私も受験生のときスタディーサプリに登録していたので気になって少しのぞいてみたことがあったのですが、やはり分かりやすい授業で、もし初学なら間違いなく利用していたと思います。

スタディーサプリについては以下の記事で紹介しているので、気になる方は参考にどうぞ。

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ちなみに、英語が得意な私の友達は中学時代に「総合英語Ultimate」という高校生向けの文法書を一冊固めたそうです。

学校で配られた参考書を使ってもなんでもいいので、勉強していない単元がある方は早急にすべてさらってしまいましょう。

問題集

問題集で確認すると知識が定着しやすいです。

私は「ネクステージ」という英文法の問題集を解いていました。

見開きで左側に問題があり、右側ではその問題で重要なポイントとなる文法について解説されています。

かなり有名な参考書で、使いやすいのでおすすめです。

和訳(英文解釈)

文法の学習が一通り済んだら、和訳の練習に入ります。

多くの人がこの練習をおろそかにして文章を速く読む練習に入るのですが、精読ができないと文章の内容が正確につかめないため、文章を目で追っているだけという状況になってしまいます。

共通テストならそれでもある程度の点が取れるかもしれませんが、二次試験ではそうはいきません。

逆に、精読が出来れば既にある程度のスピードで読めるようになっているはずなので、心配せずに和訳の練習を進めましょう。

また、東大では和訳の問題が出題されるので、東大受験生はどうせいずれ練習することになります。

それならばこのタイミングでやってしまった方がよいと思います。

和訳の練習には「基礎英文解釈の技術100」と「ポレポレ英文読解プロセス50」という参考書がおすすめです。

これらの参考書については以下の記事で詳しく説明しています。

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英作文

東大には英作文の問題が出題されるので、別途で対策が必要になります。

単語と文法さえ知っていれば英作文は書けるだろうと思っている方もいるかもしれませんが、言いたいことを効果的に文章に表すのは存外難しいです。

そのことは、一度英作文の問題を解いてみればわかるでしょう。

なぜ言いたいことがあっても書けないのかというと、幅広く使える表現を知らないからです。

単語には使える組み合わせというものがあり、難しい単語ほど使える場面が限られています。

“cherish a memory”「思い出を大切にする」はアリですが”cherish my brother” 「兄弟を大切にする」は通じるかもしれませんがあまり良くありません。人やペットなどに対してこの言葉を使うのはネイティブにとって違和感があるようです。

しかしながら、用法が限られるからといって、様々な用法に対応するために難しい単語を山のように覚えている暇はないでしょう。

上の例では、代わりにtake (good) care ofを用いることで、ほぼすべてについて「大切にする」を表現することができます。

このように、簡単な表現で伝えたいことをできる限り伝える手法が紹介されているのが「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」という参考書です。

以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方は参考にどうぞ。

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リスニング

東大入試では共通テストだけでなく二次試験でリスニングが30点分も出題されるので無視するわけにはいきませんよね。

私はリスニングがとても苦手なのですが、練習してある程度の点なら取れるようになったので、今苦手な人も捨てないで少しは対策しておくとよいと思います。

私が使っていたのは、「キムタツの東大英語リスニング」という参考書です。

問題の難易度がちょうどいいので、この参考書を使って問題を解いて音読やシャドーイングを行うことで良い練習になると思います。

過去問

上に書いた参考書で基本を押さえたら、実際に過去問を解いてみましょう。

時間制限なしならもう既にある程度解けるはずです。

もし全く解けないなら、上にあげた項目のどこかが抜けている可能性が高いので、もう一度やりなおす必要があります。

過去問に関しては、1年度分制限時間付きで解くのもよい練習になるし、いずれはそれも必要になります。

しかし、英語に関しては早くから普段の勉強を過去問に切り替えられる科目なので、よりハードルを下げて日常的に取り組めるようにするため、基本的には大問ごとに取り組むのがおすすめです。

そのための参考書としておすすめなのが、以下の記事でも紹介している「東大の英語25か年」です。

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この本に載っている問題をどんどん解いて、英語そのものにも東大の問題にも慣れていきましょう。

なお、年度ごとの演習をするときのために、直近10年は残しておくとよいです。

長文の参考書はやらなくていいの??

私は長文の参考書は学校の授業で扱ったもの以外使いませんでした

どうせ長文を読むなら、過去問の傾向対策も同時に行った方が効率が良いからです。

とはいえ、最初は短い文で練習したいという方もいると思うので、そのような方は参考書を挟むのも良いと思います。

まとめ

東大英語の対策はとてもシンプルです。

まとめると、

文法→和訳,英作文,リスニングの参考書学習→過去問

単語は最初から最後まで勉強し続ける

というルートで学習を進めるのがよく、それぞれの段階でのおすすめ参考書は、

単語・・・東大英単語熟語鉄壁

文法・・・スタディーサプリ(参考書ではないですが),ネクステージ

和訳・・・基礎英文解釈の技術100,ポレポレ英文読解プロセス50

英作文・・・竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本

リスニング・・・キムタツの東大英語リスニング

過去問・・・東大の英語25か年

が挙げられます。

英語を安定させると東大模試の判定も安定感が出てくるので、ぜひこれを参考に英語学習を頑張ってください。

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この記事を書いた人

東京大学理科二類
偏差値65の高校から東大に現役合格
選択科目は化学・生物・地理
通っていた予備校は東進ハイスクール・東進東大特進コース
主に大学受験関連の情報を発信中

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