東進ハイスクールとスタディーサプリは、どちらも映像授業を主体としたサービスとして有名ですよね。
しかし、両者には様々な違いがあります。
そこで、本記事ではそれらの違いを説明した上で、どのように使い分けるかを考えていこうと思います。
映像はええぞ~
東進とスタサプの違い
東進とスタサプの違いをまとめると以下のようになります。
それでは具体的に見ていきましょう。
値段
値段はダントツで東進の方が高いです。
まず、スタディーサプリにはベーシックコースと合格特訓コースがあり以下のような違いがあります。
ベーシックコース:動画見放題
合格特訓コース:動画見放題+コーチによるサポート
それぞれの値段は、ベーシックコースが2,178円、合格特訓コースでも10,780円です。
正直、提供しているサービスを考えるとあり得ない安さだと思います。
一方、東進はというと、大きく東進ハイスクールと東進東大特進コースに分かれています。それぞれ簡単に説明すると以下のような感じです。
東進ハイスクール:映像授業の予備校。校舎が様々な場所に設置され、
東進東大特進コース:対面授業と映像授業の両方がある。建前上は東大志望を前提としているが、他の大学を受ける人もいる。模試の判定によって特待生となれば安く授業を受けられる。
この二つの予備校は、スタディーサプリと違って講座が見放題ではなく、参考書を買うように映像授業を買うような形になっているため、値段も講座によって異なります。
目安として東進ハイスクールで私がとっていた講座に関して言うと、20コマ分(1コマあたり90分)の授業が7,7000円でした。
これに加えて入学金などもかかるので注意が必要です。
ここで東進の値段についてこれ以上説明するととても長くなってしまうので、そちらの具体的な金額を知りたいという方は以下の記事の「学費」の項目をご覧になってください。
ここで言えることは、東大特進の特待生価格であっても、さすがにスタディーサプリの破格には敵わないということです。
価格に関してはスタディーサプリの圧勝といえるでしょう。
校舎の有無
スタディーサプリは授業が見放題というだけなので、校舎は存在しません。
確かに、あの値段で自習室までついていたらおかしいでしょう。
一方で、東進は入学金やらなんやらかかる代わりに、自習室を使うことができます。
勉強できる場所は多いに越したことはないので、ここに関しては東進の方が使いやすいと思います。
もし自習室のためにお金を払うのがもったいないと思う方は、以下の記事で紹介しているような勉強場所を利用することで代用は可能です。
加えて、東進の校舎にはチューターが常駐していて、勉強で分からないところやおすすめの講座などについて質問をすることもできます。
必要であれば学習を管理してもらうことも可能です。
このように、東進では扱っているサービスの内容がスタディーサプリに比べて幅広いと言えます。
講座数
講座数は、東進の方が圧倒的に多いです。
そもそも、所属している講師の数が違うので当たり前かもしれません。
人によって合う講師が違うと思うので、好きな講師を選べるのは東進の大きな利点といえるでしょう。
また、東進には大学別に「過去問演習講座」という講座があります。
【過去問演習講座とは?】
専用の解答用紙と問題を印刷して過去問演習をし、終わったら校舎の窓口に提出する。提出した答案は5日以内に添削・返却され、各年度の各科目の点数表(オンライン上)に点数が記録される。提出した問題の解説授業は、自分の答案を提出した直後から見ることができる。
私も受験生時代に東大二次試験の過去問演習講座をとっていたのですが、添削や授業があることによりモチベーションが高まり、楽しく過去問演習を行うことができました。
自動で行われる点数のリスト化により、どの程度自分が合格点に近づいているのかも一目で分かります。
そもそもスタディーサプリには添削サービスがないので、この観点からは東進の方が勝っていると思います。
難易度の高い講座の質
難易度の高い講座ほど、講師の実力やオリジナリティーが反映されるものです。
私は東進とスタサプの両方を利用していましたが、やはりハイレベルな講座ではスタサプは東進に敵わないと思います。
東進の講座には、参考書では到底得られないような質の高い情報が詰まっていました。
特に、数学に関しては、問題を与えられた際にどう考えるのかがとても重要なのですが、参考書ではその部分がカットされ、いきなり解答が書かれていることがほとんどです。
東進の青木先生の講座はその部分をうまく埋める授業だったので、受けて良かったと思っています。
学習初期では東進でもスタサプでも好きなほうを使えば良いと思いますが、学習が進んで難易度が上がるにつれて、やはりスタサプのみでは対応しきれないようです。
青木先生の数学の講座も含め、東進でとっていたおすすめの講座に関しては以下の記事で詳しく紹介しているので参考にどうぞ。
東進とスタサプはどう使い分ける?
ここまで、東進とスタサプの違いについて検討してきました。
このようにみていくと、東進は価格がネックですが、そこにだけ目をつぶればメリットが大きいことが分かります。
次は、これらの違いをもとに、両者をどのように使い分けるかを具体的に考察していこうと思います。
学習初期
まず、学習の初期段階で単元を導入する際は、スタサプを使っておくとよいと思います。
基礎的な講座に関してはスタディーサプリの講義も質がかなり高いため、わざわざ高いお金を払って東進の講座を受ける意味はあまり感じません。
ただ、スタサプの先生が合わないということもあると思うので、14日間の無料体験で自分に合った授業があるか見てみることをおすすめします。
【公式】スタディサプリ高校・大学受験講座スタサプについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にどうぞ。
学習中期~後期
学習中期~後期に関しては、人によってどちらがよいかは異なると思います。
ずっとスタサプを使っていて合格できるならば、費用の観点からもそれに越したことはありません。
しかし、学習のレベルが上がるにつれてスタサプと参考書だけでは対応しきれなくなってきたと感じたら、思い切って東進に入学してみるのがおすすめです。
おまけに自習室もついてくるので、学習環境も整うでしょう。
また、繰り返しになりますが、特に東進の青木先生の数学の講義は替えがきかないと思っています。
東大をはじめとする難関大の数学の問題は、量をこなすだけでは解けるようにならないです。
もし、難しめの参考書をやりこんでも過去問が解けるようにならず、独学に限界を感じているなら、早いうちに東進の講座を試してみるとよいでしょう。
東進ハイスクール・東進衛星予備校スタサプと東進の橋渡し
学習のレベルが上がってきて東進の講座を受けてみたいけれど、いきなり予備校に通うのは気がすすまないという方はいませんか?
確かに、
・料金が高い
・様々な手続きがある
・本当に役立つ情報を得られるのか心配
といった理由から、東進に通うのを躊躇してしまうのも無理ありません。
私自身も、数学は多くの問題を通したパターン習得あるのみ、と考えていたため、高3になるまで東進で数学の講座を取ったことはありませんでした。
しかし、いざ受けてみると、本当に問題の見え方が変わる感覚があり、難しい問題でも手が出ないということが少なくなりました。
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東大の問題でも解ける盤石な基礎力が身につくように作ってあるので、よろしければスタサプと東進の橋渡しとしてご利用ください。
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